◎NPOのご紹介

 【土壌汚染の現状】
各地で有害物質による土壌地下水汚染が顕在化し、大きな問題となっています。直接的な健康影響を
受ける可能性のある市民にとって大きな関心事であり、また土地の売買・土地証券化等における土壌
及び地下水汚染の影響も懸念されています。これらの汚染の大半は、過去の産業活動に基づく負の
遺産とも言えるものです。国は、我が国で初めての土壌汚染対策に係る枠組みである土壌汚染対策
法を平成15年2月に施行した他、不動産鑑定評価基準の改正により体制を整備し、対策の推進を
図っております。

 【土壌汚染問題解決にむけて】
土壌及び地下水汚染の対策は、対象が目に見えない地下であることや、また汚染現場の状況は一様
でなく、その調査、対策の実務は極めて専門的な技術、経験を要求されること、対策に多大なコストを
要することが特徴です。この為、土壌・地下及び水汚染対策を必要とする組織(行政・企業など)にとって
これら調査対策実施企業の技術力、適正な処理価格水準などについて、公正中立の立場からの
分かりやすい情報提供が望まれています。一方で、こうした当事者の他、汚染周辺住民が自由に
相談
し、アクセスできる情報などの環境を整えることは、関係者の適切なコミュニケーションを促し、
土壌汚染現場の適切な処理促進につながると考えられます。

 【NPO設立の経緯】
こうした状況をふまえ、土壌および地下水汚染問題の解決促進のためには、特定の組織・機関、企業、
個人と利害関係を持たない、環境、特に土壌・地下水汚染問題についての高い能力と倫理規範を有
する専門家
で構成されるNPO組織の存在が必要であると考え、社団法人日本技術士会のプロジェクト
チーム「環境マネジメントセンター」の会員を発起人とするNPO「土壌汚染技術士ネットワーク」を平成
16年4月1日に設立いたしました。

 【NPO活動】
このNPOは、事業者・自治体・団体・市民などへ、土壌及び地下水汚染問題の解決に向け、次に掲げる
事業活動を進めて参ります。
土壌地下水汚染調査・対策に関する専門的な知識・技術・経験を基に、
  (1)土壌及び地下水汚染とその対策に関する相談・助言・紹介事業
  (2)土壌及び地下水汚染調査・対策結果に対する技術や実施者などの評価事業
  (3)土壌および地下水汚染問題・対策技術情報の普及啓発事業
    @講演会・講習会・セミナーの開催
    Aホームページ、メールマガジンによる情報提供
    B出版物の提供
    C交流会の開催
  (4)土壌及び地下水汚染およびその対策に関する技術情報の収集・調査・研究事業

皆様から信頼される「土壌汚染問題の中立・公正・倫理規範を基礎にする良き相談者であり、良き
コミュニケーターとしてのNPO」を目指して参りますので、皆様のご支援・ご協力・ご鞭撻をお願い
いたします。

                                      平成22年4月

                                  NPO 環境技術士ネットワーク
                                      理事長  保坂 義男   


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