○2005年3月に、福田理事がエジプトに技術調査を目的として行きました。
    場所はカイロ近郊で、約1ケ月の滞在中の出来事を紹介します。

    エジプトは御存知のように、南北に流れるナイル川流域に緑地が続き、その東西は砂漠
    です。こうした地域での土壌汚染の考え方はどうなるのでしょうか?

    1)下記の写真はナイル川の下流にある同国唯一の有害廃棄物処分場ですが、浸出水の
     処理施設として蒸発池が設置されています。有害物質を含む浸出水が出ても、雨が
     少ないので、貯めておけば蒸発乾固するとの考えです。一般に、土壌汚染の環境
     インパクトは溶出した有害物質による水質汚染が大事ですが、雨がほとんどなければ
     イメージが変わってしまうようです。


    2)エジプトの首都カイロでは、SPMによる大気汚染が問題になっています。ただ、最新の
     調査によれば、SPMの3割程度は砂漠から浮遊して来るSPMのバックグラウンドのよう
     です。有害廃棄物をナイル川汚染のリスクがある流域近傍で処分することは望ましく
     ありませんが、かと言って砂漠での処分となると、カバーをしないと砂嵐と共に大気
     経由で戻って来る恐れがあるわけです。写真はカイロ中心から見た夕焼けに浮かぶ
     ギザのピラミッドです。


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